屋我地島のステキな風景

みなさま、こんにちは。
どこでもWorkの田原です。
今回は屋我地島でみた素敵な風景のお話です。
屋我地島のステキな風景
先月、娘を屋我地島まで送った帰り道の景色があまりにもステキで
道沿いに車を止めて、すぐにスマホのシャッターを切りました。
シャッターを切った後にしばらく見とれていましたが
車に戻ろうと思いクルっと振り返った瞬間、ドキッとしました。
そこは細い市道でしたが、その道路を挟んだ向こう側にはお墓がズラ~と整然と並んでいました。
なんか、バチ当たりな事をしたような気分になりましたが、ふっとある事を思い出しました。
というのは、沖縄の昔の人たちは、海が一望できる高台など
ステキなロケーションにお墓を建てたというお話です。
その場所から少し離れて、シャッターを切った場所を見ると
夕日とお墓の列が一緒に見えて、なんて素敵な場所に、なんてきれいに並んでいるんだ(お墓)
と感慨に浸り、昔の沖縄の人たちの故人への強い敬意に脱帽でした。
沖縄のお墓のトリビアを少し!
〇沖縄のお墓は本土のお墓と比べて特徴的ですよね。大きく分けて3種類あります。
1つ目は、亀甲墓(キッコウバカ/カメコウバカ)
言わずと知れた、一番特徴的なお墓ですよね。
太平洋戦争では防空壕としても使用されていました。
17世紀ごろに中国から伝来したとされています。
「人間は母親の子宮から生まれ、亡くなった後はまた母親の子宮へ戻る」
という思想から作られたデザインで、傾斜地や丘を掘り込まれています。
2つ目は、波風墓(ハフーバカ)
琉球王朝時代は王室だけが造ることを許されていたそうです。
屋根部分の側面につけられている山形の板を「破風(ハフ―)」と呼び、
雨や風の吹きこみを防ぐ役割を担っています。
このお墓が造られはじめた頃は、石を積み上げて造っていたようですが
戦後以降はコンクリートを流し込む方法で造られています。
3つ目は、掘り込み墓(フィンチャー)
海辺、砂岩層に多く見られ沖縄の島全体に分布しています。
石や漆喰などで入り口を塞いだシンプルなデザインで、仮のお墓として使われていたそうです。
ガレッジセールのゴリさん監督の映画「洗骨」にも出てきますよ。
ちなみに私が見た屋我地島のお墓は「波風墓」でした。
文中に「キッコウバカ」や「カメコウバカ」や「ハフーバカ」など
バカ、バカと言うワードが出てきましたが、
「馬鹿」じゃなくて「墓」ですので、悪しからず( *´艸`)