年に一度、一夜限りの・・・・

年に一度、一夜限りの・・・・

みなさま、こんにちは。
梅の藤井です。

沖縄の花と言えば、ハイビスカス(アカバナ―)、デイゴ、ブーゲンビリアなどを思い浮かべる
方も多いと思いますが、今の季節に見ごろを迎える、サガリバナ(サワフジ)も綺麗ですよね~。

梅雨明けする6月下旬から8月が最盛期。特に、満月の夜は見事に咲くと言われているそうです。
開花時間は日が落ちる20時頃から徐々に咲き始め、日付が変わる真夜中に満開となり見ごろを
迎えます。そして、明け方5時頃に、ぽとりと散ってしまいます。それゆえに、一晩限りで散る
儚く美しい花なのです。

木によって色合いが異なり、白や淡いピンク、ピンク色など、白とピンクのグラディエーションが
何とも言えず美しく、見る人の心を惹きつけます。

観光スポットとしては、西表や宮古でサガリバナを鑑賞するナイトツアーが有名ですが、本島南部
でもサガリバナを鑑賞できるスポットがあります。

◆首里崎山町馬場(瑞泉)通りのサガリバナ並木
この並木道には約30本のサガリバナが並んでいて、毎年鑑賞会が催されていましたが、現在は
新型コロナの外出自粛ということもあり中止されているようです。

◆末吉公園
こちらも、以前は期間限定でライトアップされており、鑑賞ツアーなども開催されていました。

◆内間御殿のサガリバナ(サワフジ)
尚円王が王位に就くまでの15年間住んでいたと言われる屋敷跡で、入口付近に咲いています。

サガリバナの花言葉は、「幸運が訪れる」だそうです。一夜限りの幻のようなサガリバナの開花が
見られたら、それだけで幸運が訪れたようなに感じるかもしれませんね。見る方を幸せな気分に
させてくれる甘い香りに包まれながら、サガリバナを見に行ってみたいですね。